普段、のんびりぼんやりと暮らしている私が口を挟むべき話ではないのかもしれないけれど、この国に住んでいる以上無関心ではいられないことが起こった。
この10月から、日本で言うところの個人所得税と消費税の税率の改正が行われる。5月20日に発表された。税制改革だ。政府の目的は?
内容はというと、、、
所得税は、ニュージーランドは日本と同じ累進課税で、今現在12.5%~38%で4区分。これが、区分は現状のままで10.5%~33%に改正されることになった。
例えば年間所得4万8千NZドル超(約300万円)~7万NZドル(約430万円)の区分が、33%から30%へ減税される。日本の場合この区分内で20%の税率。かなり違う。lupoはいくら働いても税金として徴収されるので、どうしても日本で働いていたときのことと比べるとやるせないようだ。
消費税は現状12.5%から15%に増税される。
この国は税金が高いことでもよく知られているが、今現在妊娠中の私は初回のエコーにかかる費用のみ個人負担で、8ヶ月の今まで何の出費もなく来た。私の場合は毎月、助産師に診てもらっていて、これがニュージーランドでは通常。(例えばはじめから何らかの理由があって自分の意思で産科の医師にかかると状況も変わってくるようだけれども。)
lupoが去年通勤中にスクーターで事故をしたときもすべて国の負担で一度もお財布を開けずに済んだ。フィジオセラピーまで無料でしてもらった。
monチャンが風邪をひいて熱を出して(めったにないことだが)お医者さんに診てもらっても診察料は無料。
税金が高くても割りとお世話になっているので特に声を大にして言うこともなにもない。そういった自分達の生活に直接かかわることだけでなく、自然保護も積極的に行われている。こういったことに税金が使われるのはとても良いことだと思う。
ちなみにninaも毎年登録料という名の税金を消費税込みで154.5NZドル支払っていたりする。
10月まではあちこちでセールも行われるだろうし、国民も消費税が上がる前に必要なものは買っておこうとするだろう。でも、そんな目先の経済成長を目的にはしていないはず。なにしろ首相は元ビジネス界の人。
私は以前はお金の話がとても苦手(単に数字が苦手)で好きではなかったのだけれども、lupoが経済を学んだ人なので我が家でもよく経済や税金などの会話をする。、、、というか、聞かされる。先にも書いたけれども、、、勤労意欲。やはり、資本主義の国なのだから、やる前にやる気を削がれてしまうようでは大きな問題だ。がんばった分だけの報酬がなければ、人間はがんばれない怠惰な性分。lupoは今回の結果に好意的なようだ。
所得の低い人、ない人には消費税の増税は厳しい改正だろう。
それから、会社に勤めている人には関係ないことだけれども、申告納税をする自営業者というのは節税がやはりうまいし、ニュージーランドにはそういったカシコイ人が多いような気がする。今回の改正に関わりがなくはなさそうだ。
法人税は11月に30%から28%に減税されるそうだ。