2009年10月30日

あそび


monチャンの最近のブームはおりがみ。
私の母が送ってくれた千代紙を、私が折るのを真似しながら折ってみようとする。だけど、まだ上手に角と角を合わせ折ることができないから、「これ?これ?」と、これでいいのかを私に確認しながら自身なさげに折る。
そして、思うようにできなくて、最後には、「おかあさんがして。」と、投げ出してしまう。
でも、おりがみ自体にはすごく興味があるみたいで、おしぼりを使って、食後、手を拭いたあとに必ず「何か」を折り始める。
「何かを折る」と、言っても、それは毎度決まっていたりする。。。

「できたよー。」と、monチャンが言うので、見てみると、なにやら長細い。
「何ができたの?」と、訊ねると、、、「worm(ミミズのこと)。」と、誇らしげに答える。

それから、その長細い物体を丸めて、
もう一回、「できたよー。」と、monチャン。恐る恐る何ができたのかを訊ねると、、、
「だんごむし。」と、言って、ニッコリ。


おもしろいので、彼女にはもう少しこのままでいてもらいたい。


絵を描くことにも、やっと、興味を持ち始めたmonチャン。
色鉛筆やクレヨンを使って、とにかく何でもいいから、紙に描いてもらいたいと思っていて、、で、そのようにしていたのだけれども、、、
今までは、いざ描き始めると、「くまさん かいて。」とか、「うさぎさん かいて。」などと言われ、そして言われるがままに描いてあげている自分に気づいて、誰のためのおえかきの時間なのー??、、と、いった具合で終了していた。
ところが、最近はいろんな色を使ってジグザグを描いたり、「これ おとうさん。」「これ おかあさん。」と、いったふうに、タイトルをつけて描くようにもなってきた。まだ、全然、「絵」にはなってないけど、すごい進歩だと私は思う。

そんなmonチャンが初めてタイトルをつけた絵は、なんと、、、


白い紙に点々を描いただけの絵。



タイトル、、、「ふりかけ」。



lupoが、絵を描くことが趣味だったりするので、私は、少なからず、monチャンには絵心というものがあるものだろうと決め込んでいた。。。
ところがどっこい、、monチャンには申し訳ないけれども、どうやら、私の血をひいてしまっていたようだ。

毎日同じようなことを繰り返していて、こんなんでいいのかなぁ、、と、思うこともあったけど、振り返ってみると、同じおもちゃで同じように遊んでいるようでいて、実はそうでもなくて、積み木でも積み方が複雑になってきていたりする。
いつも同じことでつまらなくないのかなぁ、、と、思ったりもしたけど、いつも同じことでつまらなく感じているのは大人のほうで、小さい子にとっては同じことではないのかもしれない。。。
日々進歩しているから。
進歩した新しい目で見つめる毎日は、大人の目で見るのとは全く違うように見えているのだろうと、思う。、、、きっと。


 

2009年10月22日

寒い空

もう、10月も下旬というのに、暖かくなりそうな気配がまるで感じられず、今年は夏が本当にやってくるのだろうか、、と、ちょっぴり心配になりながら、いつもの散歩道をふと見上げる。やっぱり、今にも泣き出しそうなどんよりと曇った相変わらずの寒い空。こっちが泣きたい。。。「はぁ~」と、思わずため息を漏らしそうになったそのとき、夏の花、ポフトカワがひとつだけ、その似合わない曇り空をバックに咲いているのを見つけた。ポフトカワと言えば、咲き誇る真っ赤な花が抜けるような夏の青空によく似合う。

ひと足もふた足も遅れているけど、夏はどうやら近づいて来ているようだ。春を迎えた記憶さえももう、遠い過去のことのようになってしまったけれど。。。

2009年10月9日

昼寝虫

なんだか、春はどこかへ行ってしまったみたい。。。

桜の花びらも散り、季節は春本番になるものだろうと思っていたのに、冷たい雨が降る。あられが降る。冷たい南風が吹く。嵐が来る。まるで冬のようなお天気。おとといは幸運にも青空を仰ぐことができたけど、早朝は雨だったし。ここ一週間、朝から晩まで雨が一滴も空から落ちてこなかった日は一日もなかったと思う。 そして、今晩も大嵐。

9月の終わりから夏の時間になり、日本との時差が3時間から4時間に。1時間手前にズレた状態になったので、朝は薄暗いうちからninaの散歩に出掛け、夕方は暗くなるまでの時間が長くなった。小さな子どもやペットたちにとっては迷惑な制度だろうなぁ、、と、毎回、夏の時間の始まりと終わりの頃に思ってしまう。monチャンは今年はすぐに慣れたけど、ninaは3、4日散歩に出掛ける時間になってもまだ眠っていた。いつもより早く起こされて散歩に連れて行かれるものだから、昼間は気持ち良さそうにお昼寝。そのクセがついてしまったのか、夏の時間になってしばらく経った今でも昼間によく眠っている。


そして、この降りつづく雨のために、ninaは家の中で過ごすのがほとんど。番犬の役目を果たさず、すっかり座敷犬と化してしまった。

私は社会人になってから治まっていた花粉症がここへ来てぶり返してしまい、一ヶ月ほど睡眠不足の辛い状態にあったので、こんな姿をみると羨ましくてついちょっかいを出したくなる。この花粉症、何の花粉がアレルギーを引き起こしているのだろうか。。。だいぶよくなって、朝まで眠れるようになったけど、かかっている期間がわりと長くて辛かった。かなりしぶといヤツだった。

ニュージーランドにはとても多くの草花があるから、だいたいの人がなにかの花粉に悩まされているよ、、なんてことを、聞いたことがある。確かに、そのとおりではないかなぁと思う。私は今回の花粉症に悩まされ始める少し前にも短い期間だったけど、症状が今回のものとは微妙に違う花粉症らしきものにかかっていたことがそう思う理由だ。季節が変わるごとに、なにかの花が咲くたびに反応してしまうんだから仕方がない。雨が降るのに花粉症?って、思ってしまうんだけど。。。

平和に眠っている昼寝虫座敷犬ninaには、こんな悩みは全くないように思える。、、、いいなぁ~。