2009年11月26日

はたらくくるま


機会に恵まれ、monチャン、念願のショベルカーに乗せてもらえた。
このおじさん、日本人にもいそうな顔の方で、すごく親しみやすかった。英語を話しているのが不思議なくらいだった。
集めた土を山へ捨てに行くのにも同行させてもらえた。10トントラックで。
このドライバーのおじさんは、運転中ほとんどしゃべることをしなかったのに、山を降りるとき、「山にある大きなブルドーザーを運転しているのは若い3人の女の子たちなんだ。みんな小さくて細いんだけど。」と、とても誇らしげに話してくれた。

終止真剣な表情だったmonチャンだったけど、よっぽどうれしかったらしく、帰ってからしばらく、
「Diggerにのったね。おもしろかったね。」と、大興奮だった。
(ここでは、ディガーと呼ぶみたいだ。日本ではユンボって、言ったりしてたなぁ。。。)




2009年11月20日

小さな猫

気候がとても良いので、お庭の手入れをしたり、散歩に出かけたりと、外で過ごす時間が増えた。

このまえmonチャンとふたりで公園に行ったときのことだ。
monチャンよりも少し小さな子と、monチャンよりも少し大きな子がすでに遊んでいた。小さな子はおじいちゃんに、大きな子はおかあさんに連れられて来た様子だった。ふたりとも女の子だった。

小さな子はまだ恥ずかしがったりする時期にとどいていないのか、そういう性格なのかわからないけど、目が合うたびに大きくニッコリと、かわいらしい笑顔を見せてくれる女の子だった。この笑顔に会うことができただけでも、この日は遊びに来てよかったなぁー。と、ものすごく得をした気分になった。
大きな子のほうはというと、少し恥ずかしがり屋さんみたいで、初めのうちは逃げていたけど、monチャンがめげずにアプローチし続けたので、しばらくすると、monチャンから逃げることなく、一緒に遊べるようになった。

その大きなほうの子は、帰る時間が近づいて来たらしく、おかあさんが「帰ろうか」みたいなことを言い始めていた。だけど、どこの子も同じで、そう言われると余計に帰りたくなくなるもの。その女の子もおかあさんから逃げるように次々と違う遊具に移って行った。
だけど、そのおかあさん、全く困った表情を見せることもなく逆に、それを楽しんでいるように見えた。
そんなやり取りが10分近く続いて、その女の子も遊具で遊ぶことに飽きたのか、おかあさんの隣にちょこんと座った。
だけど、まだ、帰りたくはなかったみたいで、なにやらひそひそと話し始めた。別の遊びが始まったようだった。

「困った、、、。私の小さな猫がいなくなっちゃたの。」と、女の子。すると、
「見てきてあげるよ。」と、おかあさん。立ち上がり、ちょっとその辺りを歩いて、探すふりをし、両手を使って水をすくうときのようなポーズで何かをすくい上げ、もどってきた。そして、
「見つけたよ。ハイ、どうぞ。」と、言って女の子に手渡した。もちろん手の中には何もない。

それからそのおかあさん、「もう、帰ろうか。」と言うかなぁ、と、思っていたらそうではなく、、
「困った、、、私の小さな犬がいなくなっちゃったの。」と、また同じゲームが始まった。
そして、女の子はうれしそうに立ち上がり、小さな犬を探し、すくい上げておかあさんに手渡した。


そして、その後ふたりは帰って行った。
帰る前に必ずするふたりの決まりごとなのだろうか。とてもかわいらしい遊びだなぁと、思った。

途中、そのおかあさんは、私に、「子供を連れて帰るのは毎回とても難しいですね。」と、仰った。
だけど、そんなふうに全く感じさせないそのおかあさんの余裕ある態度。
私には、まだまだ修行が必要だと思った。


手から手に渡されたものは実際には何もなかったけど、だけど、何度そのシーンを思い出してみても、
ほわーんとした、、形はないけど、何か、温かいものがそこに見えたような気がする。
そして、思い出す度に、心が温まる。

2009年11月9日

お手伝い

週が明けてまた、少し寒くなったけど、週末はとてもいいお天気だった。暖かくなったり寒くなったりを繰り返してはいるけど、徐々に気温は上がってきているように思う。
lupoは天気が悪くてずっとできなかった塀や花壇の塗装を始めることができた。
monチャンももちろんお手伝い。


汚さないようにlupoのT-シャツをすっぽり着せられて挑んだmonチャン。
この後、黒の塗装で、ふたりとも真っ黒な顔になっていた。。。どうやったら、そんなことになるのだろうか、、、。

2009年11月2日

砂の城

やっと、天気の良い日が続くようになってきた。朝は曇っていても、徐々に晴れてくる。こんなパターンが多い。


週末はRaumatiビーチに出かけた。


土曜日の夜、「明日も天気がよさそうだから、海に行ってみようか!」と、急遽決定。
そんな話の内容を傍らで聞いていたmonチャンは、「ビーチにいく?」「Sand castle つくる?」「みどりのきる?」と、大興奮。


以前、monチャンは義兄(monチャンにとっては伯父さん)にビーチへ連れて行ってもらい、砂の城をつくって遊んでもらったのが相当楽しかったらしく、ビーチといえば、砂の城をまず思い浮かべるみたいだ。
「castle」も、(カタカナで記すならば、、、)「キャッスル」ではなく、「カースル」と、発音するところがちょっぴり憎い3歳児。
「みどりの、、、」が何であるかというと、みどり色の地に白い水玉で、赤い花のアップリケがついたmonチャンの新しい水着のことだ。
10月の初めに母便で届けられたもので、その日はとても寒くて、はっきりしない天気だったにも関わらず、monチャンはその新しい水着が着てみたくて仕方がなかった。。。
「これは、暖かくなってから、、、海に行ってから着るもので、寒いからまだ着れないんだよ。」と、言って聞かせたのだけれども、その日から、何かの拍子で思い出す度に「うみに いく? みどりの きる?」と、しつこいくらい何度も訊かれた。



そして翌日、パンケーキを食べてから、まだ、水着を着るには寒いけれども、「きたい!」と、言われると困るので、monチャンのバックパックの中にみどりの水着も詰め込んで、Raumatiビーチへと出発した。ninaも連れて。




着くなり砂の城をつくり始めたmonチャン。
水着のこともすっかり忘れて夢中になって砂遊びを楽しんだ。




とても疲れた様子のmonチャンだったけど、「あしたも いく?」と、お風呂の時間、lupoに訊いたらしい。。。