2010年5月31日

別の一面

昨日は、ほんとうに久しぶりに太陽を見た。、、、といっても、お昼前から少しの間だけ。だけど、虹も見ることができて、monチャンもうれしそうだった。その後は、また暗くなって、冷たい風が’吹いて、ちょこっと雨が落ちてきたり止んだり。今日は雨は降っておらず、風も止んで、曇ってはいるけど、明るいから気持ち的にラクだ。
晴れ間が出たとしても、1週間に1回みたいなお天気がもう、1ヶ月ほど続いていたので、昨日の晴れ間は本当に気持ちがよかった。

こんなにお天気の悪い日ばかりでも、週に3回はmonチャンが幼稚園に通ってくれるので、彼女のあり余るエネルギーの消耗が可能になり、私はすごくラクになった。
はじめのうちは毎回のように転んで泣いたり、怪我をしたりだったので、そんな報告が多かったけれど、最近は、何をして遊んだかだとか、覚えた歌を歌ってくれたり、幼稚園をエンジョイしている様子が伺えられる。通い始めてすぐに仲良しのお友達もできた。

お迎えに行く時間のころは、散らばって遊んでいた園児たちも一箇所に集められて静かに先生のお話を聞いている。。。はずなのだけれども、monチャンはというと、先生に普通に話しかけたり、立ってみたり、私を見つけてニッコリ顔をしてみたり、、みんなと同じように行動することが難しい団体行動の苦手な、親としてはちょこっと恥ずかしい子どもだということが判明した。女の子たちと粘土遊びをするときでも、みんなは、クッキーを作る真似だったり、お料理の真似だったりのおままごとだけど、みんな作ることに真剣で無言。monちゃんひとりが、「What are you making ?」「I'm making a snake !」と、うるさいし、作っているものもなんか、ズレているし。。。

幼稚園では1週間のうちに3つのフルーツをみんなと一緒に食べるようになっていて、monチャンは週のはじめの日に「りんご」と「バナナ」と「キウイ」をひとつずつ持っていくようにしている。monチャンは持って行くことがとてもうれしくて、週のはじめに3つ持って行ったのに関わらず、毎回のように「フルーツもっていきたい!」と、言ってきかない。その割には、帰ってきてから、「今日はなんの果物を食べたの?」と訊いても、毎回「たべなかった。」という答え。遊びが忙しすぎてたべている暇などないらしい。だから、結局、帰ってきてから食べるのだけれど。

団体生活の中に入れてみると、また、違ったmonチャンを知ることができておもしろい。

2010年5月21日

上がったり、下がったり。

普段、のんびりぼんやりと暮らしている私が口を挟むべき話ではないのかもしれないけれど、この国に住んでいる以上無関心ではいられないことが起こった。
この10月から、日本で言うところの個人所得税と消費税の税率の改正が行われる。5月20日に発表された。税制改革だ。政府の目的は?

内容はというと、、、
所得税は、ニュージーランドは日本と同じ累進課税で、今現在12.5%~38%で4区分。これが、区分は現状のままで10.5%~33%に改正されることになった。
例えば年間所得4万8千NZドル超(約300万円)~7万NZドル(約430万円)の区分が、33%から30%へ減税される。日本の場合この区分内で20%の税率。かなり違う。lupoはいくら働いても税金として徴収されるので、どうしても日本で働いていたときのことと比べるとやるせないようだ。
消費税は現状12.5%から15%に増税される。

この国は税金が高いことでもよく知られているが、今現在妊娠中の私は初回のエコーにかかる費用のみ個人負担で、8ヶ月の今まで何の出費もなく来た。私の場合は毎月、助産師に診てもらっていて、これがニュージーランドでは通常。(例えばはじめから何らかの理由があって自分の意思で産科の医師にかかると状況も変わってくるようだけれども。)
lupoが去年通勤中にスクーターで事故をしたときもすべて国の負担で一度もお財布を開けずに済んだ。フィジオセラピーまで無料でしてもらった。
monチャンが風邪をひいて熱を出して(めったにないことだが)お医者さんに診てもらっても診察料は無料。

税金が高くても割りとお世話になっているので特に声を大にして言うこともなにもない。そういった自分達の生活に直接かかわることだけでなく、自然保護も積極的に行われている。こういったことに税金が使われるのはとても良いことだと思う。
ちなみにninaも毎年登録料という名の税金を消費税込みで154.5NZドル支払っていたりする。

10月まではあちこちでセールも行われるだろうし、国民も消費税が上がる前に必要なものは買っておこうとするだろう。でも、そんな目先の経済成長を目的にはしていないはず。なにしろ首相は元ビジネス界の人。
私は以前はお金の話がとても苦手(単に数字が苦手)で好きではなかったのだけれども、lupoが経済を学んだ人なので我が家でもよく経済や税金などの会話をする。、、、というか、聞かされる。先にも書いたけれども、、、勤労意欲。やはり、資本主義の国なのだから、やる前にやる気を削がれてしまうようでは大きな問題だ。がんばった分だけの報酬がなければ、人間はがんばれない怠惰な性分。lupoは今回の結果に好意的なようだ。
所得の低い人、ない人には消費税の増税は厳しい改正だろう。
それから、会社に勤めている人には関係ないことだけれども、申告納税をする自営業者というのは節税がやはりうまいし、ニュージーランドにはそういったカシコイ人が多いような気がする。今回の改正に関わりがなくはなさそうだ。

法人税は11月に30%から28%に減税されるそうだ。