2010年9月30日

ふたりのちがい

kaiチャンが来て約2ヶ月半。最近はおもちゃやぬいぐるみを見ながら「んー。んー。」と、おしゃべりをしたりもする。どんな顔をしておしゃべりをしているのか気になるので見に行くと、私の顔を見てニッコリ。、、で、おしゃべりは、やめてしまう。まだ、披露する段階ではないのか、独り言が楽しいのか。。。
ニッコリといえば、、夜中のおちちの時間にも、起こすとニッコリしてくれるので、眠いけれども、意外と密かな楽しみだったりする。
7週を過ぎるまでは、飲んだら必ずしゃっくりが出る子で、飲んだあと20分ほど縦に抱っこしていないと苦しがって泣く。だから、昼間も夜中もしゃっくりが止まるまで必ず抱っこ。そのせいか、いつのまにか抱っこお化けに変身。だんだんと親指の付け根のあたりが痛くなってきたので、また腱鞘炎になるんだろうな。。。と、思っていたのだけど、10週を過ぎた頃に、ゴロンと横になった状態でぼんやりなにかを眺めながら、おとなしく、抱っこなしでひとりで眠るようになった。
その頃に指しゃぶりの変化もあった。生まれてすぐからゲンコツ舐めをしていたkaiチャン。それまでは、ひたすらゲンコツを舐めていたのだけど、親指がすっぽりとお口の中に。今はかわいらしいけど、やめることができるのかどうかだけが今後の心配。
monチャンはというと、2ヶ月の頃に少しばかりゲンコツ舐めをしただけ。おしゃぶりを咥えさせてもぷいっと吐き出す子だった。歯がためのおもちゃもちょこっと舐めただけで、さほど興味なし。だからといって離乳食の進みが悪かったかといえば、、、どちらかというと良いほうで、なんの問題もなかった。ただ、筋金入りの抱っこお化け。夫婦そろって腱鞘炎に。。。私は両方の手が腱鞘炎だった。
monチャン、kaiチャン、姉妹だけれども比べると、違いは多い。そんなことは当たり前のことなんだけど、私は、どういうわけか、おんなじような子がもうひとり出て来るのかなとばかり思っていたので、成長の違いを見つける楽しみができた。
違い、、、それは匂い。monチャンはマイルドだったのだけれども、kaiチャンの頭はかなりのオジサン臭。初めは、この匂いどうかな、、と、思ったけれど、慣れると心地よくて、ついつい嗅いでしまう。私はオジサンの匂いが好きだったのか?と、自問。いやいや、赤ちゃんがオジサンくさいのではなくて、オジサンになってくると、赤ちゃんの匂いになるんだ!と、勝手な理屈を捏ね上げて、毎日クンクンした。だけど、この匂いも8週を過ぎる頃、ちょうど、乳児湿疹が引いた時期になくなった。私がクンクンし過ぎて全部吸い取ってしまったのかと思ったりも、、、。少しふっくらしていた胸もこの頃にペタンとなった。新生児の頃に胸から上にできる湿疹はHormone rash(ホルモン・ラッシュ)と、こちらでは呼ぶらしく、胎児時代に母親から受け継いだホルモンが関係しているらしい。「10週までには落ち着くから、薬など何もつけないように。」と、指導された。結局は8週の頃に湿疹、匂い、胸のふくらみ。この3つが同時期になくなった。、、なので、湿疹だけでなく、3つとも母体から受け継ぐホルモンに関係していそうな気がする。。。
もうひとつあった大きな違い。出発時点からすでに違いが、、。monチャンは3070グラムで誕生したのに対して、kaiチャンは3640グラム。それだけベビたちのサイズが違うと私(母体)にも違いがあったりする。monチャンの時には90センチ程度だった腹囲がkaiチャンの時には1メートルを超えた。私の身長が低いので、上下方向に行き場がなく、前へ前へ突出するしかなかったのだろう。。。どちらのときにも体重は9キロ以内で抑えられたのに、こんなにも違いがあるとは、、、。3人目があるとしたら、どんなに大きな子になるのだろうか。。考えると恐ろしい。

2010年9月20日

THE GRUFFALO

クリスマスでも、誰かの誕生日でもないのに、先週、lupoがDVDを買って帰ってきた。タイトルは「THE GRUFFALO」。元々はUKの絵本。これを映像化されたものが去年のクリスマスにテレビ放送され、そしてそれががDVDになった。この絵本、我が家には2冊あったりする。10年ほど前lupoからもらったものが1冊と、monチャン用に買ったボードブックが1冊と。、、、それくらいファンのなのだ。だから、lupoは、店頭でDVDを見つけた瞬間、買わずにはいられなかったのだろう。。。
内容はほぼ絵本のままで、約30分。絵も変に立体化されてなくてとてもいい。いちばんすごいと思ったことは声の出演者。あの、ヘレナ・ ボナム カーターがナレーション。ティム・バートンの奥さんで、彼の作品にもよく出演している。ハリーポッターシリーズでは魔女役だったけど、これがまたよく似合っていた。それから、GRUFFALO役は、ロビー・コルトレーン。ハリーポッターシリーズのハグリッド役といったら、知らない人は少ないかな。
店頭には10周年の特製カバーが付いたものが並べられているのは知っていたけど、DVDになるほど人気があるとは知らなかった。。。ファンとしてはうれしい限り。
monチャンもほぼ毎日のようにセリフをつぶやきながら観ている。

2010年9月6日

癒し

ぎゅっと握り締めていた両手の力を抜いて、リラックスできるようになってくるにつれて、ニコニコと笑顔をを見せる回数が増えてきたように思う。
ニコッとする度に、周りのみんなもニコニコ。赤ちゃんパワーはすごい。癒しの存在だ。



、、、でも、やっぱり、泣き顔も好きなんだな、、、。

地震

monチャンと、kaiチャンと共に、lupoの用事が終わるのを車内で待っていた。monチャンは、「おとうさん、どこいったぁ?」と、繰り返し聞いてくる。「あっちにいったよ。ちょっと、用事だって。すぐに帰ってくるよ。」と、答えながらも、「昨日の晩の煮付けたイワシは、子持ちでおいしかったなぁ、、。」などと、考えながらぼんやりとしていた。土曜日のお昼前のことだった。

ラジオから流れていた音楽が終わって、ニュースが始まった。最近は、ちょこちょこと英語が耳に入ってくる。自分でも驚くほど、かなりの進歩だ。
「今朝、4時半、クライストチャーチで地震。マグニチュード7.1。けがを負った人が2名。一日が始まる前に起こった地震で、ほとんどの人がまだベッドで休んでいる時間だったため、がけが人が少なくてよかった、、、。」、、といったようなことを知らせるニュースだった。
我が家には、テレビがリビングにないので、朝起きてすぐにテレビをつける習慣がなく、このときまで今朝早くに起こった惨事を知らずにいた、、、。
車に戻ってきたlupoに、「昨日地震があったらしいよ。」、、と、伝えたら、「4時半くらいでしょ?感じたよ。」、、と、返ってきた。だけど、内容を伝えると、さすがに驚いていた。
lupoは地震があったとき、monチャンに起こされ、眠れずに、本を読んでいたらしい。私は別の部屋で、kaiチャンとぐっすりだった。
ウェリントンでも揺れを感じるくらいだから、かなり広範囲に渡って大きく揺れたに違いない。

私は兵庫県南部地震があったとき、ちょうど大阪の豊中市にいた。大阪は震度3と発表されたけど、そんなものではなかったように思う。私が住んでいたところは鉄筋コンクリートのしっかりとした建物の1階だったのに、ぐわんぐわんと円を描くように、回るような感じで揺れ、おさまった後は、食器が落ちて割れており、ブラウン管の重たいテレビでさえも元あった場所から大きくずれていた。その衝撃はとても大きくて、余震が起こる度にビクビクした。しばらくの間は震度1程度の揺れも感じるくらい、体は敏感になっていた。1月のまだまだこれから寒くなる時期だった。
震源地に近い人たちはどれだけ大変だったことだろうか、、、。地震当時も、その後も。
あんな恐ろしい思いはもうしたくないというのが本音だけど、自然災害はいつなんどきに起こるかわからないのが本当のところだ。

lupoの勤める会社は相当な額をクライストチャーチに寄付したらしい。
「、、、今年はボーナスないな、、、。」と、本人はつぶやいていたけど、しかたない、困ったときには助け合うものだから。