2009年6月27日

パズル

monチャンは少し前からパズルに夢中。
外枠のない凹凸な形をしたタイプのジグソーパズル(大きいもの1000ピースあるようなあのタイプ)だと、どれだけ数が少なくても一からつくるのはmonチャンにとっては、結構難しいらしく、私が組み立てた108ピースのジグソーパズルの端っこを少しだけくずして組み立てたり、気に入ったキャラクターの顔のあるわかり易いところだけをはずしては、またくっつけたり、そんな遊び方をして何十分でも時間を費やせる。かなりパズル好きだ。
私も子どもの頃、パズルを組み立てて遊ぶのがとても好きだったのを覚えている。私がmonチャンくらいの頃にとても好きだったパズルがあって、それに似たものをかなり探してみたけど、この近所では見つからなかった。3月に日本に帰ったときにようやく見つけた。

このパズルだと、私が手伝わなくても自分で完成できるので、monチャン自身も「自分でできた」という満足感が持てるみたいだし、私もひと時のリラックスタイムを過ごすことができる。
すごくいいのは、1回だけの完成では終わらないということ。3回は続けて遊んでくれる。
大人だと、完成したという達成感を出来上がったパズルを眺めながら味わったりしそうなものだけど、monチャンは組み立てているまさにそのときのほうが楽しいらしく、出来上がると「もういっかい」と、言って、すぐにひっくり返して第2ラウンド、第3ラウンド、、、と、そんな感じなのだ。時間に挑戦しているのかと問いたくなる。
このいろいろな形を組み立てるタイプのパズルが見つかって、本当によかったと思う。真剣に遊んでいる姿を見ると、なんでだかうれしくなるものだ。

2009年6月20日

プチたて社会

犬にとって、普通、目を合わされることは脅威。正面から見つめることは攻撃を意味しているからなのだそうだ。自分が弱い立場にあると認めた場合、目をそらすのが普通。だから飼い主との「アイコンタクト」は信頼を意味する。

おもいっきり、目をそらしているnina。


ninaはmonチャン言うことをよくきく。「ニーナ、カモーン!」と、呼べば走って来るし、「ニーナ、ベッド!」と、ケージの中へも上手に誘導、そして、「ニーナ、ダウン!」と、「伏せ」までさせる。わずか2歳ながらも、自分より大きな犬を手なずけたようだ。
monチャンが起きている時間にはninaの食事やおやつはできるだけmonチャンから与えてもらうようにしていたから、「なにかもらえるかも」という期待が常にあるのだろうか。

けれども、おやつが欲しいだけの食いしん坊犬ではなく実はnina、ちょっとだけ賢かったりもする。私は、「ニーナ、おいで。」とか、「すわる。」とか、「伏せる。」とか、「待って。」など、日本語で号令をかけている。同時に手でサインもだしているので、どっちで判断しているのか微妙だけど、、、。めざせバイリンガル犬。(我が子は自由に育てて、愛犬には厳しく、、、これでいいのか?)

号令以外でもninaの知っている言葉がいくつかある。それは、「ネコ」、「もう帰る」や「帰ろう」、「おかえり」などだ。
普段、のんびりとしているときに「ネコ」と、言うと、耳をピンと立てて、家の中にいるときは窓の外をじーっと凝視、お庭にいるときは、隣のネコが出没するあたりまで走っていく。
かなり敏感に反応する言葉なので、monチャンと一緒に遊んでいるとき、絵本にでてくる「ネコ」という言葉や、おもちゃの「ネコ」を悪気なく呼んでしまうとninaが外ばかり気にしはじめてしまう。
「もう帰る」や「帰ろう」は、ボール遊びの時にボールを取って来なかったり、くわえたボールを放さないときにそう言うと、真面目にボール遊びを再開する。
「おかえり」は、おそらくlupoのこと。lupoが帰ってきたときにいつも言うので、いないときに言っても、なんだかうれしがる。
monチャンと同じくおとうさんっこなのだろう。


2009年6月11日

「おとな」と「こども」

お出掛けのときも、ちょこっと表で遊ぶ時も、最近はいつも、お友だちのRieepチャンが編んでくれたニット帽を必ずかぶって家を出るmonチャン。かなりお気に入りのようだ。


そんなmonチャンが少し前から、妙にこだわっているのが、「おとな」と「こども」。

「おとうさんはおとな?」とか、「ninaはおとな?」とか、そういった感じでしつこいくらいに訊いてくる。もう、それは可笑しいくらいにしつこく。。。

この、「おとな」と「こども」という言葉が、すごく役に立ったのが、monチャンの好きな「はらぺこあおむし」という絵本のお話をmonチャンに説明したときだった。なにが「おとな」で、なにが「こども」なのかは、私のできる範囲で説明してみて、それで、一応納得してくれていたようだったから、その絵本の中で、「あおむし」が「ちょうちょう」になるということが、「こども」から「おとな」になるということだったんだと理解できたみたいだった。ただ、ちっちゃなあおむしの絵と、ふとっちょのあおむしの絵と、さなぎの絵と、ちょうちょうの絵があるだけの本から、ひとつのお話として見ることができたということがうれしかったのか、最後のちょうちょうのページを見ながら、とてもいい笑顔を見せてくれた。


もうひとつ訊ねてくる言葉でおもしろいのが、「おかあさん、おこってる?」という、ご機嫌伺い。

私が、「もう!こんなふうにしないで!」といった感じで言うとすぐに、そう訊いてくる。、、、怒る気も失せるのは言うまでもない。でも、とりあえず、「うん、怒ってるよ。」と、言うと、しばらくして、「おかあさん、まだおこってるの?」とか、「もう、おこってない?」とか、訊いてくる。しばらく怒ったフリをして、最後には笑いを堪えながら、「もう、怒ってないよ。」と、私が言って、いつもこの会話を終えるのだ。家族という小さなグループの中で、どううまくやっていこうかと、小さいながらも自分で考えて行動しているんだろうな、、、と、感心する。


なんでも真似をするのは小さい子の得意技だ。

「ninaのみみ、ぺろ~んとなってるね。」とか、「ぴや~っと、ソースかけたいね。」とか、monチャンが、変な擬音を使って話すのは私の真似だ。
lupoがソファーに座って伸ばした足をそのままコーヒーテーブルに乗せていると、「おとうさんダメでしょ!」と、私が言うように真似をするmonチャンなのに、monチャン自身は「おとうさんが、するから。」と、言いながらそのテーブルの上に座ったり。。。大人は子どものいい手本になるように、いつもいい子にしていないといけないのだ。


真似するだけでなく創りあげる力があるのは、さすが、子どもの柔らかい頭ならではのことだとも思う。

週末の朝には、よくlupoがパンケーキを作ってくれる。何段かに重ねられたパンケーキを目の前に笑顔のmonチャンだけど、なかなか手をつけない。何かを待っている様子。「食べないの?」と、訊くと、「ソース、ちょうだい。」と、答えるmonチャン。どうやらメープルシロップを待っているようだ。わかっていたけど、ちょっと意地悪して、「どのソースが欲しいの?」と、訊いてみた。しばらく考えて、「カナダのソース。」と、答えたmonチャン。シロップの瓶にカエデのマークがついているので、カナダの国旗と結びついたようだ。新たなる言葉を創った。


最近monチャンから受けたアドバイスでおもしろいものがある。

monチャンがおトイレに行きたいのに遊びに夢中だったり、すぐにおトイレに行きたくない理由があるときには必ず不思議な小躍りが始まる。内ももどうしをくっつけた状態で少しおしりを突き出し気味、そして、左右のひざ小僧を交互に前に出す感じの、、要するに我慢している様子のことだ。
私も真剣になって晩ご飯の準備などをしていると、気付かないうちにおトイレを我慢してしまっているときがある。、、いい大人だけれども。。。で、「あ、おトイレ行きたくなってきた。行かなきゃ。」と、monチャンに言った時、、「おかあさん、これして!」と、monチャンが私に、あの小躍りの基本のポーズをして見せた。

成長するほどに興味深い。

2009年6月2日

りんご

連休明けの今日、見事に晴れ渡る空を仰ぐことができた。
寒い日の青空もさわやかでうつくしい。

昨日の月曜日がクィーンズバースデイの祝日ということで、ニュージーランドでは3連休だった。ところが、土曜日から月曜日まで、雨が降ったり止んだり、雪が降ったり止んだり、あられ、みぞれ、ひょうまでも、、風は吹きっぱなし?、、、そんなひどい天気の3日間だった。3日目は少しはマシだったかな。でも、やっぱり寒かった。まだ秋だと思っていたのに、今から雪が降ってこの先どうなるのだろうか、、少し心配になった。ウェリントンでこの寒さだから、南島はどんだけ寒いのだろうか。。。我が家ではlupoが金曜日にお休みをもらえたので、4連休。前の週末も嵐、その前の週末も大雨、、、。ここ何週間か乾いた日に外出できていなかったので、この金曜日のお休みがあって本当によかった。


こんなに天気のいい日に遠出ができたから。
場所はグレイタウン。いつものカフェに行って、通りをぶらっとして、チョコレートと、りんごを買って帰ってきただけだけど、天気がいいと、とても特別な気分になる。

最近、生のりんごがおいしくて食べたいと思うようになった。いままでは食わず嫌い。いや、生のりんごが嫌いなわけではない。「ふじ」以外のりんごを生で食べたいと思ったことがなかったから。、、、というのも、祖父が、「ふじ」以外のりんごを食べると、「やっぱり、うもうない(おいしくない)」と、いつも言うので、そうだと思い込んでいた。日本に住んでいた時も、「ふじ」以外のりんごは食べなかった。海外でも人気の品種だから、おいしいのは確か。ところが、「ふじ」くらいおいしいと思えるりんごを見つけた。「Braeburn(ブレイバーン)」ニュージーランド産まれのりんごが、それだ。小さくて、香りはひかえめだけれども、とてもジューシー。そして甘く、ちょうどよい酸っぱさ。果肉がパリっと硬めなのがいい。コンポートにしてもおいしい。「ふじ」はコンポートには向かなかったから、今は、「Braeburn」寄りかも。。。

りんごというと、外国の人(白人)が履いているジーンズの膝の部分でゴシゴシと拭いてから丸かじりするか、ナイフで削ぐようにしてひとくち分ずつ切って食べるみたいな私の勝手なイメージがある。このまえスーパーで、一切れずつカットしてパックに入れられたりんごが並んでいるのを見たときにはかなりショックを受けた。ニュージーランドって、いろんな人種がいるから、白人の文化だけが濃いわけではないのに、(、、って、自分の勝手なイメージをまだ白人に押し付けている私、、)あまりにも便利で簡単な、、日本のコンビニに売っているようなものがあるとなんだか違うような気がする。


、、ま、とにかく、りんごを食べてお医者から遠ざかろう、、だな。